『口紅』
☆宇田☆


シルバーフォックスと見た。
前のお題の赤いマニキュア美女の着てるコートは。
コートの下は裸で、顔のお化粧は取れてて、だから、コートと同じように白い体で、
なのに、爪だけは赤い。
そこが何とも色っぽいよね、思わず房事を想像させて(笑)。
それにしても、どしたのかな、この人は?

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ふと目が覚めたら、隣に寝てるハズの愛しい彼がいない。
慌てて起きたら、愛された余韻もそこここに残す裸のまま。
でも、服なんて着てる暇は全然無くて。
ともかくコートだけは、と急いで羽織って、
前を手できゅっと握って、裸足で外にタタッと飛び出す。
でも、やっぱり彼はどこにもいなくて。
探し疲れて、座り込み…。

 んもう。どこに行ったのよ。
 このコート、貰った昨夜はサイコーに幸せだったのに。
 今度こそずっと側にいるって、あんなに何度も約束したくせに。
 あの嬉しがらせは、わたしをまた置き去りにするから、その埋め合わせの前渡しだったの?
 ………冗談じゃないわよ。…バカ。

やがて立ち上がり、ポケットに手を入れたら、冷たい感触。
出してみると、メタルボディのリップステック。
街路樹のイルミネーションが目に染みて、つい涙がこぼれそうになる。
そんな自分を振り切るように、フッと大きく溜息ひとつ。
くいっと口紅を塗ったらもう別の顔で、明かりに向って歩き出す。



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なぁんてシチュエーションですな(笑)。
で、この美女の口紅は、エナメルと同色の赤だと思うわけですよ。
てか、そうでないとイヤなのだ、宇田的には。
時々、服ともバッグや靴とも、もちろんお化粧とも、全然系統の違う色を、
ただ好きだというだけ塗ってる人がいるけど、
「うーむ、バランス悪すぎだ。勘弁してよ…」なんて思っちゃうタチですから。

赤い口紅は好き。
だらしない女の代名詞みたいに言われてた時代もありましたが、
宇田的には真逆で、好印象。
というのは、今まで出会った赤色使いの女性達は、どういうものか、
口角をキリリと塗るお方が多くて、従って、性格もきちっとした人が多かった。
何事も白黒つけたいタイプの単純な私には、
わかりやすくて、すごく付き合いやすかったので(笑)。

ところで、リップスティックが終りかけたら、皆様、どうなすってます?
紅筆で底の方をちょこっとグリグリした後は、ポイ?
私は、楊枝で掘り起こして、スプーンに乗っけて、
下からライターであぶって、溶かして、パレットに入れてます。
その時、気に入らない色だったら、別色を足して、色を変えてみたり、
硬かったら、無香料のリップをちょっと足して、柔らかくしたりする。
この工作がまた楽しい(ハート)。

ことほど左様に、口紅とは色々に使えて有益なのであります。

てことで、次回のお題は、『ハイヒール』
マダム→毛皮→口紅ときたら、これっきゃないっしょ! てことで、よろしく〜。




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