『新人』
☆宇田☆


年は、確かに、まあまあ若いよ。
見ての通り、君とそんなに変わんない。
それに、ここは初めてだから、
新人と呼んで貰っても、そりゃ構わないようなもんだけどさ。
でも、実はその呼び名にふさわしいほど真っ白ってわけでもないんだ。
あちこち色々見ちゃったし。
この仕事も、君よりは知ってて、慣れてもいるし。

だから、先輩。
そんなに緊張しないでよ。
ほら、もうちょっとリラックス。
で、全部こっちに任せてくんない?
その方がたぶん早いから。

え…? 可愛げが無い…?
う〜ん…、それ、よく言われるよ…。
別に、普通にしてるつもりなんだけど…。
どこかで何かがうまく回ってないみたいでさ…。
だから、一応謝っとくね…。
お気に触ったら、ごめんなさい、と…。

………はい、完了!

じゃ、退社しましょうか。
外、もう真っ暗になっちゃってるし。
どうもお疲れ様でした。



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自分が社会に出た時のことを書こうかなとか、チラッと思ったのですが、
何故か腹立つことしか思い出さなかったので、止めて、
こういう感じにしてみました。

夜のオフィス。
とっても有能なんだけど傍若無人な新人=後輩(若作りで、強引にマイウェイな性格)と、
それに振り回されて困惑する先輩(年相応の外見で、いい人で、ちょっと気弱な性格)と。
もちろん、どっちもイケメンで(笑)。

という図、のつもり。
そのように読んで頂けてたら、幸いです。(^^ゞ

てことで、次のお題はやはり季節物の「苺パイ」で行きましょう。




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