『神様』
☆宇田☆


まず、「神様」と聞くと、思い出すのは「だれにしようかな?」って歌です。
私が子供の頃は、近所の友達と遊ぶがアソビの主流だったので、
思えば結構歌ってました。
そして、他所の地方は知らないけど、私の生まれた辺りでは、
このわらべ歌(?)はこう続きます。
♪ 神様の言うとおり、カッカのカッカの柿の種 ♪
子供心にも「神様と柿の種の間には、一体どんな関係が?」と
ちょっと不審に思ってました(笑)。

次に思い出すのは、大昔の流行の話で恐縮ですが、グループサウンズの歌。
テンプターズ? スパイダース? 確かタイガースではなかったような…。
♪ 神様ぁ〜、お願〜いぃだぁ〜 ♪というような歌詞の
好きな人にともかく会わせて!みたいなダイレクトな請願の歌だったと
記憶しています。
「みんながみんな、こんな願いじゃ、神様も大変…」と
生意気盛りの私は少し呆れてました(笑)。

高校はカトリック系の学校だったので、学内では賛美歌は
どこでもついて回りました。
でも、歌に「神様」というフレーズは無かったように思います。
「神」「主」(しゅ、と読んでね)「御子」などは多かったですけどね。
ミサの日など、宗教倫理の点欲しさに致し方なく歌いながら、
「メロディラインは綺麗で好きなんだけど…。うち、日蓮宗なんだよねぇ」と
内心当惑してました(笑)。

オトナになっちゃった現在、「神様」を歌詞に入れてる歌はパッと思いつきません。
神不在の時代と言われて久しいからでょうか。
唯一浮かぶのは、菅原道真の
《このたびは 幣も取りあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに》
という、百人一首にも入っている有名な和歌ですが、これも「神様」じゃなく「神」ですね。
けどま、思えば、卑小な人間共が「神様」に「様」をつけようがどう呼ぼうが、
そんなことは「神様」自身にはどうでも良いことなのでしょうけど。

てことで、ヘボを一首。
〈なべて世は 紅葉の如し 色を変え 神のまにまに 繰り返すのみ〉

どうせ繰り返すなら、螺旋に巡って少しでも動きまわり、
最終到達点は、最初とは違う、ちょっとでもマシなところを狙いたいもの。
そして、なかなか面白かったぜ!サンキュー!と、
神様に豪語可能な人生にしたいもの。
とか思っております。

ええ、思ってはいるのですが…。

………や、ま、まあ、そのぉ。が、がんばりまぁ〜す(^_^;)

てことで、次のお題は、今タケナワの『紅葉』で、よろしく〜。




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