『音楽会』
☆宇田☆
うん、わかってた。
ごめんごめん。この通り、謝るから。
そうだよね、音楽会だもんね。
ホントはちゃんと音楽を聞かなくちゃならなかったんだよね。
でもでも、言わせて。
お願いだから、言い訳させて。
舞台に立ってたあなたを見ただけで、ボクにはもう何も聞こえなかった。
だって、初めて見るブラックフォーマル。
予想以上にカッコ良かった、クラッと来たもん。
あなたって端正な顔だから、前から正装したら似合うだろうなとは思ってたけど、
あそこまで良いなんて、もうビックリ。
本当は舞台全体が明るかったのに、それは理性ではわかってたのに、
ボクにはあなたのところだけスポットライトがあたってるように見えてた。
ああ、改めて確信したよ、ボクのあなたはやっぱりとっても素敵だって。
絶対、誰より輝いてたよ。
ホント、激しく惚れ直したよ。
うん、そう、大マジ、嘘は言わない。
いつだってボクにはあなたが1番で最高。
たとえティンパニーを3回鳴らすだけの役だったとしてもね。
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えーと………(^_^;)
「音楽会」と言われて、パッと思いついたのは以下の3つの選択肢です。
@数少ない実体験(音楽会の)について語る
Aナケナシの音楽薀蓄を傾ける
Bいつもの例の路線でお茶を濁す
でもね。
宇田の場合、@だと、洋楽の経験は人生で10回程度で、ほとんど無いも同然ですし、
邦楽(昔からの意味の方=三味線&謡い系)の経験は同世代の人よりは多いですが、
そっち方面は今じゃ人口が減少しすぎて絶滅危惧指定寸前で、
話してもそうそう通じるもんじゃありませんし、
Aだと、洋楽では単なる知識の羅列、邦楽だとディープ過ぎる。
つまり、どっちにしても、話がつまんなくなる。
で、結局、Bにして、こうしてしまいました。
今回のは自分としては「音楽会に行くなんて全然趣味じゃないよ、
データに落としたので何でダメなの、かったるいんだよ、もう…
とか思ってるようなヤツが、恋人にホダサれて付き合いで
仕方なくオーケストラのコンサートに行ってみたらば、
思った以上に恋人が舞台栄えすると気づいて、すっかり感激しちゃった図」
みたいなのを書いたつもりなんです。読み取って頂けましたら、幸いでゴザイマス。<(_ _)>
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