『前髪』
☆宇田☆


前髪

どんなに体がゴツくなっても、
どんなに外でツッぱってても、
どんなにナマな口たたいても、
あんたはあんた。
変わんない。

その証拠に、ほら、
そうして風呂上りに仰向けでウタタ寝してるあんたのデコの生え際の髪、
ガキの頃とおんなじで、ポヤポヤしてて、超頼りない。
普段はリーゼントで固めてて、わかんなくしてるから、
きっとあんた自身も忘れてるんだね。
けど、それが、良くも悪くもあんたの本質。
そして、あたしの好きなとこ。

ガキの頃から付き合ってるあたしだけが知ってる。
あたしの大事なあんたのヒミツ。



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↑の語り手を、幼馴染の彼女と見るか、お姉さんと見るか、お母さんと見るかで、
全然違ったお話になりますね。なんちゃって(笑)。

もちろん宇田は、第一ケース=幼馴染の彼女
(ただし、周囲はみんな「2人は恋人同士」と思ってるのに、
彼本人だけは認めていない)だと想定して作りました。




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